Nihilismus

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推しグルのリーダーが入隊しました~プデュシリーズが既存グループにもたらしたもの~

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本日2020年1月28日、HOTSHOTのリーダー チェ・ジュニョクが入隊しました。

この日が近いことはわかっていましたが、いざ実際にやって来ると色々と考えてしまいますね。

 

もう1年以上カムバック出来ていないHOTSHOT。正直、この先グループで再び活動する日が来るのかわかりません。個人的には「また皆が揃う日が来たら良いな」ぐらいの非常に緩いスタンスなのですが、どうしても考えてしまうのは『プロデュース101』とは何だったんだろう、ということ。

 

多くの方がご存知のように、『プロデュース101 シーズン2』にHOTSHOTからハ・ソンウン、ノ・テヒョンが出演しました。最終的にソンウンはWanna Oneとしてデビュー、ノ・テヒョンは後にJBJとしてもデビュー。

 

メンバーが相次いで”出向”する中、キム・ティモテオとコ・ホジョンが『THE UNIT』に出演し、ホジョンがUNB入り。メンバーが出向し過ぎて、ユンサンとリーダー2人だけになった時期もありました。アイドル人材派遣所だったのかもしれない。

 

「この活動が終われば6人のHOTSHOTを見れる」という淡い期待は、ソンウンのHOTSHOT合流を反対する人々によって徐々に薄まってしまいました。ある街に新しい住宅地が出来て、既存の住民が静かに守ってきた雰囲気やルールが変わってしまい、何かを訴えようとしても新しい住宅地の方が圧倒的に住民が多く、昔からの住民は我慢するか引っ越しせざるを得ない。街そのものは今も大好きなのに。そんな状況でした。初めは何とか出来ると思ったけど、もう圧倒的不利でした。

 

もしかするとこの感情はデビュー経験者としてプデュに出演したNU'EST、UP10TION、VICTON、HALO…挙げきれないほど多くのグループのファンの方も抱いたのかもしれません。

 

プデュ2に出演してから、5人だったものの『Jelly』『니가 미워』と2度カムバックすることが出来ました。Wanna One、JBJ、UNBではそれまで経験することが出来なかった貴重な経験をそれぞれが積むことが出来たのも事実。

 

日韓でのファンミーティング、そして私は"プデュでもドユニでもない"ユンサン推しなのですが、彼にはちょっとしたバラエティ番組出演ラッシュなんてのもありました。もうそれだけで、プデュ2は見事な”延命治療”だったのかもしれません。それでもやはり、6人で活動することが出来ていたらどうなったのだろうと考えてしまう。

 

今まで印象的だったメンバーの言葉がいくつかあって。

 


[인터뷰] 노태현 "핫샷 2년만의 컴백...억울하고 간절했다" (Jelly, HOTSHOT) [통통TV]

 

0:42~プデュ2出演前について、ノテの「本当に無くなるグループだった状況」発言や4:13~の「機会がないグループが本当に多い」という分析。内容は重いけども超現実的な言葉の数々に心打たれて、このインタビューは珍しく何度も見返した。

 

あと同じく2017年にリーダーとティモが出演したMBCの「アイドルツアー」。(確か昔はYouTubeにオフィシャル動画があったはずなのに今は見つからず…)

番組ではリーダーとDinDinさんの会話の中で、2年間の空白期間(プデュ出演前)の話に。「休んでいる時が本当に一番大変だった」と話したリーダーが「Jelly」発売2カ月前までアルバイトをしていたことを初告白した番組でもあります。そんなアルバイト生活について笑いながら、学びになったから面白かったと話す姿がものすごく印象的で。この番組を見て、もう2度と空白期を過ごしてほしくないと思ったんですけどね。

 

既存グループが「プデュ」に出演する場合って、第一にその出演者個人の成功を目指してというのがあったと思いますが、当たり前のようにグループとしての発展も望んでしまうじゃないですか。決して大人気グループではないので、これでもう少しは活動出来る!活動の場が増える!って。でも結局のところフルメンバーに戻り、成功を収めているのはNU'ESTぐらいで。(NU'EST W時代に1位を取れるようになったというのも大きいと思うけど)

プデュXに出演したUP10TION、VICTONも現状戻れていない訳ですから、NU'ESTが特別なパターンだったんだろうなとも。

 

ほんの一瞬、僅かな光を見せてくれたプデュとは何だったんだろうな、と考えてしまいます。

 

世間が思っている以上に"プデュマジック"は儚くて、酷で、賞味期限が短いのかもしれません。結局、延命措置が正しかったのかはわかりません。そもそも、誰にとっての"正しい"を優先するのか。

 

私はただ、今日入隊したリーダーを始めとするHOTSHOTのメンバーそれぞれが身体的にも精神的にも健康でいてくれることを望むだけです。

 

「Rain On Me」、聴きたいなあ…

Rain On Me

Rain On Me

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