Nihilismus

SOKO NASHI NUMA

何故日本のアイドルは海外ファッションウィークに進出しないのか

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23日、2020S/Sシーズンの「パリファッションウィーク」が開幕した。

 

トップバッターを務めたのは日本人デザイナー 黒河内真衣子氏が手掛ける「MAME KUROGOUCHI」。10月1日までの期間中、「ANREALAGE」や「YOHJI YAMAMOTO」、「SACAI」や「BEAUTIFUL PEOPLE」など日本人がデザイナーを務めるブランドがパリで最新コレクションを発表する。

 

ファッションウィークと言えば最新ファッション発表の場として注目されているが、フロントローを華やかに彩るスターも気になってしまうのがオタクの性。

 

先に書き連ねたように日本のブランドが海外のファッションウィークでショーを行うことは今や珍しくないし、人気も世界的で韓国や中国のアイドルが日本ブランドを着用しているということも日常的になった。

 

しかし、

何故日本のアイドルは海外ファッションウィークに出席しないのか?

いや、「出来ない」のか。

 

 
 
 
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GUCCI」にはX玖少年团の肖战くん。(お隣のソンギョンちゃんもお美しい…)

 

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 「BOSS」にはNINE PERCENTの小鬼くん。小鬼くんは「SAINT LAUNRENT」にも出席。

 

 
 
 
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 同じく「SAINT LAUNRENT」のショーには韓国からBLACKPINKのROSEちゃんも出席。

 

夏前に発表された2020S/S メンズコレクションでは全てを把握しきれないほど中華ドルだらけで、個人的には「Thom Browne.」にUNINEの陈宥维くんが出席したことが新鮮だった。

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Thomはここ数シーズン、モデルでもアジア人の起用が増えてきたが、その話はまた別の機会に。

 

このように俳優やモデルだけでなく、いわゆる”アイドル”に分類される芸能人たちも海外のファッションウィークに出席している。その一方で日本の”アイドル”が海外のファッションウィークでフロントローに座ったことはほぼ無いんじゃないかと。

普段からテレビなどのメディアで着用し、欧米ブランドよりコネクションがあると予想される日本ブランドでさえ出席したことが無いように思う。

 

ちなみに2017年10月には「TAKAHIROMIYASHITA TheSoloist.」にKAT-TUN亀梨和也くん、同年12月には「sacai x UNDERCOVER」の合同ショーに亀梨くんと山下智久くんが出席したが、これは東京での話。

 

何故だろうと理由を考える度に頭に浮かぶのは、やはり日本のアイドルが海外市場をそれほど意識していないということ。

韓国の音楽市場は小さく、最初から世界市場を視野に入れて活動しているのは今では有名な話だろう。中国は中国で人気アイドルが着用すれば、アイテムがいくら高くても売れてしまうぐらいの影響力を持っている。

そう、日本のアイドルが海外のファッションウィークに出席しても、オタクが「ヤバイ」「無理」と沸き立つぐらいで、経済的なメリットが少ないことは容易に予想できる。

 

あと単純に「最新ファッションを身にまとったアイドル」は日本であまり求められていないのかもしれない。 ”ファッションアイコン”としての需要の差。それはステージ衣装からも感じられるような気がする。

 

2014年12月に発売された「WWD JAPAN」の「BIGBANGと2NE1のファッション世界戦略に迫る! 韓国芸能事務所YGエンタテインメント大研究」特集号で”韓国のアーティストはショーで、英語で積極的にコミュニケーションを取るが~”といった内容の記事を読んで胸に突き刺さった記憶がある。

実物が手元にないし、5年近く前の記憶なので確かではないがそれとは対照的な日本の芸能人の様子が書かれていたように思う。

残念ながら「日本だけでやっていればいい」意識は市場だけでなく、個人レベルにも深く浸透してしまっている。

 

そんな中、日本のアイドル業界で絶大な力を誇るジャニーズ事務所が最近はYouTubeInstagramに進出、海外での公演も増え始めているのを見ると「日本だけでやっていればいい」意識がようやく変わりつつあるのかなとワクワクする。

 

そんな日が来るのかはわからないが、ジャニーズ所属のアイドルが海外コレクションに出席するなんて日が来れば本当に意識が変わったと言えるのかもしれない。

(ジャニーズにとってはファッションウィークの「撮られ放題」の壁が高いかもしれないが。でも、亀梨くん山下くんは東京で「撮られ放題」の場に出席した訳だし)

 

私は決して「世界を意識しろ」と言いたい訳ではない。日本以外にもオシャレだったり、面白いことをやっているところはいくらでも存在しているのに、その存在を頑なに認めず「日本は優れている」と思うことが何よりも格好悪いし、無知だと言いたい。

特にその対象はアジアの国に向いているような気がする。SNSではアジア各国のコスメなど”カワイイもの、素敵なもの”を見かける機会が増えたが、SNS外の世界ではまだまだとも言える。ようやくSNSの世界から現実世界へと飛び出したのが近年の韓国ブームではないだろうか。

 

飛躍に飛躍を重ね、非論理的な文章になってしまったが、ドルオタの望みはただひとつ。

パリとかミラノとか雰囲気が素敵な街でバッチバチに決めた推しの姿見たいよね。